近年ITの普及により、多くの企業がYouTubeの運用に注目しているなかで、社内のリソースが不足していることでYouTubeの投稿が追いつかないというお悩みもあるでしょう。

YouTubeの需要が増加したことにより、外部の代行業者に依頼する企業も多くなっています。そのなかで以下のような声も。

「YouTubeを外部に任せても大丈夫?」

「YouTubeコンサルを選ぶときにすることは?」

「費用をかけずにYouTubeのコンサルを依頼したい」

YouTubeを有効的に運用するためには業者の選び方にも注意が必要です。そこで本記事では、YouTubeコンサルの費用相場について解説します。また、依頼する前に行うことを把握しておくとスムーズなチャンネル運用ができるでしょう。

YouTubeコンサルの種類と費用相場

YouTubeコンサルプラン費用(月額)契約期間
チャンネル全体管理型30~50万円6~12ヵ月
アドバイザー型10~30万円3~12ヵ月
動画制作型3,000円~3万円
(動画1本あたりの相場)
なし

YouTubeコンサルティングを依頼する場合はチャンネル全体管理型・アドバイザー型・動画制作型の3種類にわけられます。それぞれの費用相場について詳しく解説します。

チャンネル全体管理型コンサルの費用相場

チャンネル全体管理型のコンサルティングは企画立案、動画制作、アカウント運用、分析、改善まで行うプランであるため、月額で30~50万円が費用相場です。毎月制作する動画の本数によって価格も変動します。

しかし、YouTubeの特性上、成果が現れるまで時間がかかるため、中長期的な目線でコンサルティングの依頼を検討する必要があります。一般的には6ヵ月から12ヵ月の契約になるケースがほとんどです。

月額30~50万円はプロの担当者を雇用する人件費に相当するため、社内にノウハウがない場合は外注したほうが費用対効果が見込めます。

アドバイザー型コンサルの費用相場

アドバイザー型コンサルティングでは企画立案やアカウント運用と改善のアドバイスを行うため、月額10~30万円で依頼ができます。アドバイザー型コンサルティングも3ヵ月から12ヵ月の契約が多いプランです。

最初の6か月間はプロからのアドバイスを得ながら、契約終了後はノウハウを活かして社内で運用のサイクルを回す方法もあります。完全に未経験者が短期間のうちに独学でYouTubeのノウハウを得るのは難しいため、コンサルティングを依頼したほうが確実でしょう。

アドバイザー型コンサルティングは動画制作を行わないため、社内で人材を確保しておく必要があります。しかし、チャンネル全体管理型よりも低価格でアカウントを伸ばせるメリットは大きいでしょう。

動画制作型コンサルの費用相場

動画制作型コンサルティングでは動画制作をメインに行うため、動画1本あたり3,000円から3万円で見積もります。依頼する業務の範囲によって金額も変動するため、社内にリソースがある場合は一部の業務を社員に任せる方法もあります。予算に合わせて業務範囲を決められるメリットがあるので、なるべく安く済ませたい企業におすすめです。

基本的に単発で依頼を行うため、契約期間に定めはありません。動画のクオリティを維持したい場合に動画制作型コンサルティングが役立ちます。すでにYouTubeの運用に関するノウハウがある企業に向いているプランです。

YouTubeコンサルの内容とメリット・デメリット

YouTubeコンサルはプロに依頼することで、アカウントの運用を最適化できますが、メリットとデメリットも把握しなければなりません。どちらも理解したうえでコンサルティングを依頼するのがおすすめです。それぞれ詳しく解説します。

チャンネル全体管理型コンサル

メリット・プロが全体管理するため、運用を任せられる
・中長期的な目線で成果が期待できる
デメリット・月額費用の負担が大きい
・ノウハウが社内に貯まりにくい

チャンネル全体管理型コンサルティングに向いている企業の特徴は、すでにリソースやノウハウがある場合と予算に余裕はあるが、社内にノウハウがない場合の2つです。チャンネル全体管理型コンサルのメリットはプロが基本的に1つのチャンネルを運用するため、安心して任せられる点です。

YouTubeは中長期的な運用が望ましいため、社内のリソースに余裕がない場合に役立ちます。YouTube関連の業務をすべて依頼することで本来すべき業務に集中ができるメリットがあります。一方で月額費用が高いため、十分な予算が必要です。また、ノウハウが社内に貯まりにくいデメリットもあるので、ノウハウを積み上げたい場合は他のプランも検討してみましょう。

アドバイザー型コンサル

メリット・YouTubeに関する疑問をすぐに相談できる
・動画制作やSEOについてプロ目線のアドバイスをもらえる・費用を抑えられる
デメリット・YouTubeの運営や動画制作は自社で行う必要がある

アドバイザー型コンサルティングでは、YouTubeの運用に必要なノウハウをプロ目線でアドバイスを行います。すでにYouTubeを運用している企業や、費用を抑えながら成果を出し続けたい企業に向いているプランです。

アドバイザー型コンサルティングは企画や分析データをもとにアドバイスを行うため、動画制作は行われません。動画制作の担当者を社内で確保する必要があります。基本的に企業がチャンネルを運用するため、挫折した経験のある企業にとっては成果が期待できるでしょう。

動画制作型コンサル

メリット・費用を抑えられる
・動画のクオリティが担保される
・他の業務に集中できる
・社内にノウハウが貯まる
デメリット・企画立案や分析、改善は自社で行う必要がある
・成果が出るまで時間がかかる

動画制作型コンサルティングはアイデアやネタはあるけど動画制作のリソースが不足している企業やノウハウを蓄積したい企業に向いているプランです。初期編集やBGM、テロップのみ依頼したい場合に部分的な業務を外注できるメリットがあります。

プロの編集技術を学べるメリットがあるため、社内にとっては貴重な資産になります。しかし、企画立案から改善は自社で行う必要があるので、すでにYouTubeの運用について知見がある企業におすすめです。また、成果が出るまで時間もかかることを見込んで依頼を検討しましょう。

YouTubeコンサルにおすすめの業者の選び方

YouTubeコンサルティングを受注している企業は多くあるため、最適な依頼先を探すのは大変でしょう。また、YouTubeの運用にもまとまった予算が必要なので、成果が期待できる企業を選ぶときに確認すべきポイントについて解説します。

自社でチャンネルを運営している業者を選ぶ

依頼先の企業のYouTubeのチャンネルを見るといいでしょう。自社のYouTubeでどれだけの成果を上げているのかを見れるため、業者を選ぶときに注目すべきポイントです。さらにチャンネル登録者数や再生回数以外にも業者の売上への貢献度を確認しましょう。資料請求や無料相談の際に、チャンネルを運用している目的や成果を聞くと業者選びの参考材料になります。

費用対効果が高い業者を選ぶ

YouTubeは中長期的な運用が必要ですが、毎月コンサルティングにかかる費用は決して安くはありません。YouTubeコンサルティングを受注する業者のなかには初期費用を一括請求する場合もあります。業者を選ぶ際は初期費用を取らない契約ができる会社がおすすめです。また、予算の範囲内で業務を細かく調整してもらえる業者であれば、手間が少ないチャンネルの運営ができるでしょう。

代行内容と費用の内訳が明確な業者を選ぶ

YouTubeコンサルティングを依頼する場合は代行内容と費用の内訳を明確にするのがおすすめです。契約の途中で追加費用が発生する可能性があるため、不明点をなくす必要があります。よく忘れがちなのは動画の台本制作や動画のアップロードの見積もりです。1つの業者で決めるのではなく、他の同業他社の見積もりを比較しながら検討しましょう。

まとめ

本記事ではYouTubeコンサルティングの費用相場について解説しました。自社のリソースやノウハウの状況を踏まえて、YouTubeの運用に負担がかからない業者選びが大切です。なかには成果が上がらずに莫大な費用だけがかかってしまうケースも珍しくはありません。YouTubeコンサルティングを依頼するときは費用対効果が高い業者を選ぶようにしましょう。